まごのて堂 簡易小説 第1話

【痛みと向き合う針の先生 第1話 『頭が痛いんです!』】

東京都で鍼灸院を開業することができた。

初めは皆様そこまで当院のことを知らないので、患者様もまばらだった。

しかし、今では多くの方のお支えのもと5年が経とうとしている。

本当に皆様ありがとうございます。

『先生!今から診てもらえますか!?』

そこに居たのは 佐藤 桃子(さとう ももこ)さんだった。

『どうされましたか?』

『頭痛が酷いんです!なんとかしてください!』

『わかりました!さ、早くお入り下さい』

私は色々聞きまして、佐藤さんの頭痛の原因を探りました。
佐藤さんは、自宅でパソコンを長時間行なっており、その前からずっと仕事でもパソコンとにらめっこだったそうです。

頭痛は締め付けるように後頭部から側頭部、目の方まで出ているようでした。

頭の後ろの骨を押し、同じような痛みが再現されました。

佐藤さんは『頭板状筋(とうばんじょうきん)』を痛めているようでした。

早速施術に取り掛かり、鍼を刺して、15分置き、鍼を抜いて状態を確認すると、佐藤さんの顔色はとても良くなっていました。

『先生だいぶ楽になりました!』

『それは良かったです。とりあえずもう少し良くなるまで詰めて治療していきましょうか。』

『はい!』

それから佐藤さんは、2〜3回施術を行いすっかり良くなりました。

今では月に2回程度で施術を受けています。

そういった痛みに困った患者様がいなくなることを願いながら、私は今日も鍼を打っている。

 

続きは第2話でご確認ください♪♪

※ ここでは実話をもとにしておりますが、患者様の名前は仮名を用いる、写真は本人ではないなど、フィクションな部分も混じっております。ご了承ください。

※ 当院は完全予約制になっております。

鍼灸院まごのて堂 あきる野院 院長 河村 陽平