『患者様向けページ』

他と何が違うの?  施術の根拠(エビデンス)を教えて!

痛み・シビレの『8割が原因不明』とされてきたのはご存知ですか? 解明されていた原因の2割は『骨』や『神経』・『関節』に由来する症状です。

★つまり今までの施術法は『解明されている原因2割』から作られたものがほとんど!

近年やっと痛み・シビレ原因8割の解明が大きく前進しました。
それがMPS(筋膜性疼痛症候群)、『簡単に言うと筋肉の病気』です。
意外かもしれませんが、これまで医療界では『筋肉からは痛みやシビレは出ない』 (筋肉痛を除く)とされていました。筋肉から痛みやシビレが出ると言う『医学的根拠が 無かった』からです。

★つまり医療界的には『筋肉は施術対象外』だったのです。

筋肉は施術の対象外 筋肉に問題がある

この『筋肉の病気』の発見により、『原因不明』や『難治性』とされていた症状が次々と 改善する様になりました。
このMPS(筋膜性疼痛症候群)『筋肉の病気』に特化した鍼施術が当院の手法であり、こ の根拠に基づいてエコーを導入している医療機関では、医師は『超音波エコー』と『注射』 で治療し、当院の様な鍼灸師は『超音波エコー』と『鍼』で施術しています。

なんで筋肉の病気(筋膜性疼痛症候群)になるの?

私達は長距離を歩いたり、重いものを持ち上げたりすると『疲れたり』時には 『痛くなったり』しますよね?
これが『軽度』の筋肉の病気(筋膜性疼痛症候群)です。
難しい名前ですが、ご経験がある方が多いのではないでしょうか?

人間には悪くなった身体の部位を治す力があります。いわゆる『免疫力』と言うものです ね!
軽度の筋肉の病気(筋膜性疼痛症候群)であれば、この人間本来の力で治すことが出来る ので、簡単にはずっと痛くなったりはしません。

しかし『長時間のパソコン作業』や『長年の家事』・『肉体労働』等、度重なる負担の末 に、『重度』の筋肉の病気(筋膜性疼痛症候群)になってしまうと、人間の『免疫力』だ けでは治せなくなってしまいます。

★つまり『疲労』や『一時的な筋肉痛』を通り越し、人間本来の回復力だけでは治せなく なったしわ寄せが、重度の筋肉の病気(筋膜性疼痛症候群)を引き起こすのです!

一時的な筋肉痛 悪化させないためには

どうやって『筋肉の病気』を探してるの?

身体には300を超える筋肉があります。
その300を超える筋肉の中から『患者様のお話』や『動きの検査』、『触診』を用いて 悪くなっている患部(筋肉)を探し出します。

これらがしっかりと出来ていないと、痛みの原因部位が見つけられていない為、エコーを 使ってもまるで意味がありません。だってそこに原因はないのだから、、、。

  • 痛みの原因部位を定めてから、エコーで患部の観察です。
  • ・動きはどうかな?
  • ・炎症は起きていないかな?
  • ・どの部位が特に痛みを出しているかな?
  • etc

これらをエコー観察したのち、患部の筋肉が『どれだけ悪くなっているか』の観察です。
超音波エコーは機能上柔らかいものは『黒色』、固いものは『白色』で写し出されます。
本来『筋肉は柔らかいので黒色』で映し出されるのが正常ですが、『筋肉の病気』 (筋膜性疼痛症候群)になっていると、筋肉内が『白色』で映し出されます。 度重なる『疲労』や『負担』で筋肉が凝り固まってしまっていると考えて下さい。

★つまり『問診』『動きの検査』『触診』で『悪くなっている筋肉』を絞り込み、 悪くなっている筋肉を『エコー』で細かく探していく!ということです。

施術フロー 筋肉が見える

どうやって施術していくの? 鍼って怖くない?!

当院では『超音波エコー』と『鍼』を用いて施術します。 『問診』『動きの検査』『触診』『エコー』で探し出した悪くなった筋肉、 つまりエコーで『白色』に映っている部分に対して『鍼』で直接施術をしていきます。 皮膚上から圧迫する等の施術と違い、鍼で直接患部(白くなっているところ)を施術出来 るので、より効果的です

当院で使用する鍼は『細いです』と言ってもイメージは湧きにくいかと思います、、。 参考までに、注射針の太さは約0.4mm~1.2mm、鍼施術の鍼の太さは0.1mm~0.25mm ですので、鍼施術に用いる鍼はとても細いです。
当院は様々な患者様に対応する為に、鍼の太さを豊富に揃えております。 鍼が怖い方には世界で最も細い鍼(蚊の鍼ほどの太さ)のご用意もございます。 使用する鍼も国産ブランドの安全性の高い使い捨て鍼を採用している為、感染症の危険は ありません。

また使用する鍼は患者様の感受性に合わせ、患者様と一緒に針の太さを決めていくので 安心です

注射針の太さ

全ての痛みシビレが『筋肉の病気』なの?

『筋肉の病気』は痛み・シビレの大きな要因の一つですが、全てが当てはまる訳では ありません。
筋肉以外の病態も視野に入れながら施術を展開していく事がとても大切です

まごのて堂の最も大切にしていることは『患者様が治っていくこと』。
決してこじつけで無理やり鍼施術を行ったり、誘導することはございません。 そこで、当院は『エコー』を使い、次のように判別を行なっています

○適応か不適応か?

例えば『ぎっくり腰』の患者様がご来院されたとします。 この時当院ではまず『問診』『触診』『エコー』を駆使して、スクリーニングをします。 いわゆる『施術をした方が良いか?安静にした方が良いか?』という見極めです。

簡単に言えば『炎症がある』ぎっくり腰と、『炎症がない』ぎっくり腰があり、 『炎症があるぎっくり腰』の場合は『鍼施術はせず』、安静にして湿布やロキソニン(抗 炎症薬)を服用し、なるべく患部を冷やし、必要であれば『病態を記した書類を発行し』 医療機関に送ります。
エコー観察を行い、異常が確認された患者様が、当院の推薦の病院に受診し病態発見に繋 がることも、決して珍しくありません

お身体等でお困りの方、お力になれれば幸いです。
是非ご来院をお待ちしています。

超音波エコー写真

施術の流れを教えて!

問診

問診

患者様の病態により若干の異なりはありますが、大まかな施術の流れをお伝え致します。具体的には『いつから?』『どの動作で痛いのか?』等、患部の特定に必要な情報を着ていきます。分かる範囲内で結構ですので、なるべく正確にお伝え 下さい。


動作検査

動作検査

患者様のお身体を動かして状態の把握を行います。 『可動域』や『痛みの再現動作』等 問診の情報を 元に、より正確に患部の特定をしていきます。


触診

触診

『動き』で見た後、実際に患部の状態を触っています。 『硬さ』『柔らかさ』『患者さんの反応』『身体のイ メージ』『角度』など、動きで特定した部位をさらに 細かく見ていきます。


エコー観察

エコー観察

『身体のイメージ』『患部』を『超音波エコー』で画 面上に映し出します。患部の『深さ』『柔軟性』『滑 走性』『構造の異常』などを見ていきます。 また『炎症など、鍼施術が適応か否か?』を判断して いきます。


病態説明

病態説明

『特定した患部』『エコーで確認した画像』を一緒に 見ていき『なぜ痛み・シビレが出てるのか?』『どこ をどのくらい治療するのか?』説明ももちろん、患者 様にも理解して頂き、再発防止の指導も含めてご説明 していきます。


施術

施術

『患部または関係する部位』に鍼施術をしていきます。 (規定量20本)


置鍼

置鍼

鍼施術をした後、『症状・個体差・感受性等』に合わ せ『5~10分』を、目安に『遠赤外線医療機器』で温 めながら血流を促しやすくします。